気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

離別の日

いきなりだが抜歯した(笑)
 
前の年から続けている虫歯治療の一環だが、その歯が悪かったわけではない。
上の歯の列から外れたところに一本だけ生えてて、磨きにくいスポットができてることから
そこに食べカスがたまると虫歯に陥りやすいという指摘をされたので
思い切って抜くことにしたのである。
 
抜歯はたぶん三重時代以来である。
あのときはヘンな生え方していた親知らずを割りながら(笑)
相当な時間をかけて抜いた記憶がうっすらとある。
 
今回はそこまでいかないものの、それなりに時間はかかるだろうと思っていた。
 
まずは麻酔である。
先に表面麻酔をかけてから注射による歯茎への麻酔薬注入である。
これは最初わずかにチクッとくるだけで本当にほぼ無痛である。
まぁ医師のウデにもよるかもしれないが…
 
麻酔が効いてくるまでの間、医師と衛生士の3人でしばらく談笑。
その衛生士嬢が結婚して旦那さんの故郷に帰るんで今日が最後の勤務と聞かされ、
そこからいろんな話に飛びまくってほぼ居酒屋トーク状態(笑)
 
なんせ2人とも娘と言っても差し支えないほどの年齢なので、
オジさん交えてもなかなか話は収まらない(苦笑)
物心ついたころには既にケータイがあった彼女らに、
それがなかった時代の待ち合わせ方法なんか語ってたら
すごいジェネレーションギャップ感じたが…(笑)
 
そんなこんなで麻酔がほどよく効いてきたところで治療再開。
果たして若い2人が真剣モードに戻って約3分後…
 
あっさり抜けた(笑)
 
作業中、歯に器具をねじ込ませる音が頭蓋骨にギリギリを響くのを聞きながら
もう少し時間かかるかな?と思ってたが意外にあっけなく終わってしまった。
抜歯ってこんなもんだっけ?
 
術後に抜いた歯を見せながら、「これ、どうします?持って帰りますぅ?」
とにこやかに聞かれたが、削ってハンコにできるような価値もなく
もはや屋根に投げたり床下に放り込んだりということもしないので丁重にお断りした(笑)
だいたい今住んでるところの床下に歯を投げ込めるような開口部はない。
 
とは言え曲がりなりにもン十年お世話になった歯である。
「ご苦労さん」とだけは心の中で思っておいた。
 
というわけで、今上の歯茎には大穴がポッカリ空いている。
いつになったらふさがるかはわからないが、
とりあえずは早くアルコール解禁になることを願っているのである…(笑)