気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

プチ散策

久々にキャナルシティ博多へ行った。
上の娘が「映画見て買い物したい」と言い出したためだが、
結局一家総出で(笑)ということになったのである。

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で、見たかったのはジ●リのアニメ映画だったらしく、
誘われはしたがなんとなく気乗りがしなかったので嫁子供だけで鑑賞となる。
その空いた待ち時間をどうしようかと思ったが、
キャナルシティは元々オッサンが一人でウロウロするような場所ではない(と思ってる)。
建物的には面白い("奇抜"の部類に入るけど・・・)ので興味はあるが・・・

ここが一番最たるもの・・・かな?(笑)

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ホテルのチャペル部分だが、実はここだけ建設時に全く無縁ではなかったところだったりする。

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それはそうと、そういえばこのあたりはほとんど通り過ぎるだけで
街をゆっくり見たことないということに気づき、ちょっと辺りを散策してみることに・・・

最初に来たのはすぐキャナルシティの横にある、いわゆる"中洲"である。
ここらへんは夜になると有名な屋台が立ち並ぶ。
16時前だったが、既に何店かは開業準備中だった。

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次はまたすぐ近くにある旧福岡県公会堂貴賓館へ。
本当のところ、これは存在を全く知らなかったので「もうけもん」だった。
見学は有料だったが入ってみた。なんせこういう歴史的建造物は好きなんで・・・(笑)

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皇太子時代の昭和天皇も宿泊されたという建物、現代の基準に合わせて手は入れられているが
さすがに当時の雰囲気はよく残っている。福岡大空襲で焼けなかったのは幸いだった。
たまたまボランティアでガイドをしているという年配の方に声をかけてもらったので
そのまま案内を受けながら建物内を回る。

その昭和天皇(当時皇太子)が実際にお休みになられたという寝室(当時は)と貴賓室。

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外の建物の像が部分的に歪んでいるところや丸いクボミが数ヶ所あるが目の錯覚ではない(笑)
建設当時(明治43年)の板ガラスの製造技術がこんなもんだったのである。
こういうところにも歴史が刻まれている。

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1Fの一角だけが今はレストランになっていて入れなかった(メシ食うなら別)のだが、
ガイドさんは「こういう建物にはどうだかねぇ・・・」と仰っていた。
気持ちはわかる・・・

次は隣にあるアクロス福岡である。
会議場やコンサートホールなどがある複合施設であるが、
なんと言っても目を引くのはその外観!
昔、こういう大型の建物の建設工事にかかわる仕事をしてたということもあって
竣工したての頃はこれまた興味があった。

なるほど、中から見るとこうなってたのか・・・

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そのまた次は福岡市文学館(赤煉瓦文学館)である。
ここは元々明治42年に建てられた"日本生命九州支店"だったという。
外観を見て「そうかな」と思っていたが、やはり"あの"辰野金吾の設計だった。
どう見たって"ミニサイズの東京駅"でしょ?(悪い意味でなくてポリシーが一貫してるし・・・笑)
夜はライトアップしててキレイだが、写真は当然夕方のもの。
左手の一番奥にある巨大な建物が先ほどの"アクロス福岡"。

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内部は1Fが主に福岡出身作家の文学資料室と辰野金吾の展示室で2Fがいくつかの会議室。
そこからドーム裏にある部屋へ続く螺旋階段(昇れないが・・・)があった。
昔の雰囲気はよく残ってる。

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と、まぁここまで来たところでタイムアップ!
映画の終了時間が迫ってきたので、キャナルシティへ引き返す。



途中の中洲にはそろそろ"ご出勤"と思しき派手なおネェちゃんたちがチラホラと・・・
で、17時になると一斉に客引きの兄ちゃんたちが大挙出現してきて、あっちこっちから声が・・・(苦笑)

最短距離を選んだつもりだったが・・・通る道を間違えたようである(笑)