気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

古都散策①

上の娘が「オープンキャンパス」とやらに行くというので、これ幸いに(←何が?…笑)と
保護者という名目で一緒に出かけてみた。
 
イメージ 1  河原町からバスに乗る。
 
  女子大行きだからこういうバス会社なのだが、
  実はオジさんでも乗車拒否されない(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
  件の女子大はこの奥にある。
  その学校まで続く坂道は「女坂」と称されている。
  なんだか演歌のタイトルのような…(苦笑)
 
  娘は勝手に学校内をウロチョロするというので
  一応受付まで見送った後に自分は本来の目的地へ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
   上の石碑にもあるように、この道の一番奥にある
  「豊国廟」が今回の主目的地である。
 
  要するに、太閤秀吉公の墓所である。
  その存在を知ってから、いつか行こうと思いつつも
  数年過ぎていた…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5  入口の事務所で登拝券を購入。
  職員さんの話によると、往復だけでゆうに30分はかかるという。
 
  ネットで実際にお参りに行った人の体験記を見ても、
  相当の覚悟が必要だと書いてある。
  この日の予想気温は35℃、一応はタオル多めと
  水筒を持参しての挑戦となる。
 
  拝殿をくぐって見上げると…
  天空へと続く石段があった!
  気合を入れてスタートである。
 
 
 
 
イメージ 6  途中で何度か小休止しながらゼイゼイハァハァ言いつつも
  やっと中間地点までたどり着いた先に見たものは、
  神門の向こうにさらに同じくらいある石段…(苦笑)
 
  蛇足だが、ここは1996年の大河ドラマ「秀吉」の
  オープニングで使われたロケ地である。
  ("日吉丸"が写真の神門をくぐって石段を駆け上がる場面)
 
 
  ちなみに明治時代に整備されるまでは
  太閤さんはこの階段の中間くらいに埋葬されていたそうな…
  (職員さんの話による)
 
 
 
イメージ 7  門扉にはやはり「五七の桐」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8  必死に上り続けること数分、「もうアカン…」と思ったそのとき
  ようやく目的地である阿弥陀ヶ峰の頂上に到着。
 
  目の前には巨大な五輪の石塔が…
  この下に太閤さんは今も眠っておられるのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 9  石塔に手を合わせた後、しばし休憩。
  水筒の冷たいお茶がノドに沁みる。
 
  振り向けば、うっそうと茂った樹木の間から
  市街地の真ん中に緑の巨大な森が見える。
  (写真は光で飛んで見えないが…苦笑)
  …京都御所である。
 
  太閤さんは今も昔もそちらに手を合わせた状態で
  眠っているのだという…
 
 
イメージ 10  さて、いよいよ下りだが…
 
  見た目にも上り以上に辛そう…(苦笑)
 
  踊り場もないので、下を向くと奈落の底に落ちるような…(笑)
  高所恐怖症の人にはこれはキツいかもしれない…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 11  神門まで下りてもさらにまだ続きが…
 
  もはやヒザが早くも"ニコニコ"してきている(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
悪戦苦闘してようやく元の拝殿までたどりついた。
 
先ほどの職員さんに「早かったですねぇ~!」とビックリされた。
いや、タイムを測っていたわけではなく、
途中で休憩時間を長くとると却って進めなくなりそうだったので
自分の体力を顧みずに「イッキ上り」をしただけなのである(苦笑)
 
その後職員さんにはしばらく豊国廟についていろいろ話を聞かせていただいた。
 
イメージ 3  豊臣家滅亡の後、徳川によって
  この一帯にあった豊国神社は打ち壊されたが、
  写真の手水鉢だけが現在も唯一残っている
  400年前当時のものだそうである。
 
  はかないものである…
 
 
 
 
 
 
しょっぱなから一番疲れる訪問であったが、行きたかった場所に行けて達成感はあった。
 
しかしこの後さらに調子こいてしまったおかげで、またも後遺症に悩まされることに…(笑)