気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

Dangerous lunch time

会社での昼休みは交代制なので、いつもは1時を過ぎてからとっている。
この日は仕事の処理で時間が押したので1時半ごろに
休憩所兼ミーティングスペースとなっている多目的室へ。
 
いつものように端っこの定位置で弁当を広げて食べ始めたが、どうも様子がおかしい。
何やら次から次へと
「失礼します!」
と元気な挨拶をしてスーツ姿の若者がどんどん入ってくる。
 
今はまだノーネクタイ期間なので社内の人間ではなさそうである。
まぁ実際は出入りの業者さんとの打ち合わせ場所にも使ったりしてる空間なので
そういう人たちかなと思えなくもなかったがそれにしても雰囲気が何やら怪しい。
 
そうこうしてるうちに、彼らは部屋の奥の席に等間隔に座ってじっと前(こちら)を向いている。
いよいよ怪しい…
 
そのとき部屋の真ん中くらいにある机の上に小さい張り紙があるのに気付いた。
 
「入社試験会場」
 
 
時すでに遅し
試験官が入ってきてこちらに目もくれず説明を始めてしまった。
こちらとて食べかけた弁当を今さらフタするわけにもいかない。却って目立つ。
他に食う場所もないし。
彼らもこちらに視線を合わせないようにしているのが見て取れる(笑)
 
 
そのまま約5分間、異様な空気の中での食事は終わった。
あとはとっとと片付けて即撤収!
彼らもホッとしただろう…(苦笑)
 
実は目の前に同様に休憩してる同僚が1人いたのだが、
彼がいなければあの強烈なプレッシャーに負けていたハズ…
ヘンな話だがいてくれたことに感謝である。
 
 
 
それにしても、ちゃんとした会議室を押さえられなかったのかしらんが…
 
社内連絡もなしにオープンスペースで
入試なんかさせるな~~~!!!
 
 
 
この日の昼メシは食った気がしなかったのは言うまでもない。
あの緊迫感はしばらく忘れない…