常に非ず
通勤に使っている地下鉄には、戸袋部分のところどころに「非常通報装置」なるものが備わっている。
その名の通り、車内で何か非常事態が起こったら乗務員に通報するための設備である。
今まで使用している場面に遭遇したことはないが(苦笑)、
万が一にもそういう事態に陥った場合は乗客の安全を守る第一歩となるキカイである。
その下に通報ボタンを収めた小さなトビラがあるのだが
かねがねどーにも違和感があってしょうがないのである・・・
写真写りが悪く、説明書きが見づらいので拡大してみると・・・
・・・マイク遠っ~~~!
これではボタン押したはいいが、肝心の運転士(基本ワンマンなので・・・)と話すために
10~15mは移動しなくてはならないではないか!
閑散時ならいいが、ラッシュ時ではどうにもならない。
10m以上離れた乗客がこちらの事態を正確に察知して運転士に伝えてくれるとは限らんし・・・
せっかくこういう装置を設けてあるが、残念ながら使い勝手を無視した設計と言わざるを得ない。
そもそもこれだけスペースがありながらちっちゃなコンデンサマイクの一つも一緒に押し込めんなんて、
ニッポンの技術ではあり得んハズなのだが・・・
それが証拠に後から増備された新形式の2000系電車では
キチンと同じ場所にボタンとマイクがある・・・
(しかも確認ランプまで追加されている)
最近いつも乗る時間帯の電車はなぜかわからんが乗客が確実に増えている。
なので1000系の車内では「非常事態」が起こらないように、このボタンを押さなくて済むようにと
祈りながら乗っている今日この頃なのである・・・
・・・要するにこんなこと考えながら乗るほど地下鉄内はヒマなのである・・・(笑)