気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

夏のイベント

8月23・24日と言えば我々にとっては「お地蔵さん」の日である。
正確(?)には『地蔵盆』という。
地方によっていろいろやり方が違うらしいが、自分が子供の頃は母方の実家へ行って
そこで夜になると近所の子供たちで盆踊りをするのが習慣であった。
 
もちろん、お地蔵様の前には祭壇が組まれてお供えが所狭しと並べられて
昼間はその前で近くのおばあちゃんたちが寄り集まって御詠歌を唱えるというアタリマエの光景がある。
 
それが夕方になると祭壇のある横の路地(公道)を通行止めにして、
細長い踊りの輪を作って盆踊り大会が始まるのである(もちろん櫓なんかない・・・苦笑)。
 
踊る曲と言えば、「大阪音頭」「堀江の盆歌」「炭坑節」などの正統派から
オバQ音頭」「怪獣音頭(苦笑)」の子供向けまで・・・
(ただし夜9時を過ぎれば"オトナの時間"と称して中学生以上だけで「河内音頭」や「江州音頭」などを踊ってた)
 
それはさておき、子供たちの楽しみはお供え物の「お下がり」を分けてもらうことであった。
そのために最後まで一生懸命踊るのである(笑)
で、その後もらったお菓子を並べて物々交換する輪ができるのも毎年の恒例行事だった。
当時は「プロ野球チップス」か「仮●ライダーチップス」が流行ってた時期だったので、
そのオマケについてるカードがその対象の中心になってたかと・・・
 
いや~、いい時代だったなぁ・・・(苦笑)
 
 
その後数年経って、世話役も子供も少なくなって母方の実家の方は催し自体が自然消滅したが、
お地蔵様だけは変わらずその場所に立っている。
 
 
昨日両親が我が家に来て、マゴ(つまりウチの娘)に「お下がり」を渡して帰ったらしい。
上の話とは場所が違うが、やはり我が実家のほうでは今でも行事として残っているのはなぜかホッとする。
 
袋一杯に入ってるお菓子に喜んでいる娘を見ながら遠い昔を思い出したのであった・・・
 
トシやな~~~!(笑)