気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

紙一重

いつも利用している地下鉄には平日のみ終日「女性専用車両」というのが一両存在する。
(他の鉄道会社でもあるけど)
もちろん、朝のラッシュ時(だけではないとは思うが・・・)に"不逞の輩"から婦女子を守る目的である。
 
会社の帰りにいつものように地下鉄に乗ると、妻面の窓越しに隣の「女性専用車両」の中が見えた。
それはいいが、どうも何かヘンである・・・
 
よく見ると、一人だけどう見てもそこにいるのは遠慮するべき人が堂々とその車両に座っている!
 
かなり離れてるのと目が悪いのとで、表情までハッキリ見えないが
20代後半~30代前半というところだろうか?
かなり大きいスーツケースを目の前に置いている。
ここより前に空港と新幹線からの乗換え駅を通ってきてるんで、
旅行者であることはおそらく間違いないのだが・・・
 
当然、周りにいる女性たちはチラ見して常に気にしているわけだが
「彼」は気にすることもなくスマホらしきもの(目が悪いんでわからない・・・苦笑)を一心不乱にいじっている。
 
しかし、さすがに周囲の雰囲気がややおかしいと気付いたのか
時折手元から視線を上げて見回すようなこともし始めた。
が、それでも移動する気配は見られない。
 
そのうち大阪最大のターミナル駅(どっか丸わかり・・・笑)に着くと、
「彼」は何事もなかったかのようにその大きいスーツケースを引いて列車から降りていった。
 
緊張感から解き放たれて一瞬なごむ車内・・・(笑)
 
 
まぁ、好意的に解釈すれば「ヨソの土地から来たので全く知らずに乗ってしまった」というところだろうが
知ってて乗ってたとしたらかなりキモの据わったヤツということになる。
 
いずれにせよ、電車に乗り込む前にそういうことをまず気にする小心者の自分にとっては
そんなのは"ありえない"話なのである。
 
でもそれからよく見てたら「車両を通行する♂」が意外に多いことに気づいた。
しかも全部が全部俗に言う"オヤジ"世代である(苦笑)
大阪だけの特性か、はたまた全国どこでもよく似たようなものなのか?
その車両の存在目的からすれば「意味ないや~ん!」と思うが・・・
 
しかし口から生まれたようなやかましいオバちゃんや、
どギツイ化粧のニオイをプンプンさせたおネェちゃんには
「あっち(専用車両)行ってくれ!」と逆に思ったりもするけど・・・  アカンかなぁ~?(笑)