"発掘"な場所
今住んでる地域にはうっそうとした森のある小規模の丘があっちこっちにある。
しかもタダの丘ではなく、すべて人工物である。
九州時代に"ボタ山"をいくつか見たが、あれとはかなり異なる。
その正体は・・・「古墳」である。
要するに"墓"に囲まれた場所なのである(笑)
その昔、前日本ハムファイターズ監督氏が近鉄バファローズ(懐)の現役選手だったころに
この近所に自宅を建てようと土地を掘ったら遺跡が出てきたのは地元では有名な話。
まぁ市内のどこをほじくり返しても何か出てくるような場所なのである(苦笑)
そういう環境の中にあって、以前から興味はあったのに
「近いからいつでも行ける」という近隣住民にありがちな言い訳パターン(笑)で
オープンしてから18年目(!)にして今回初めて行ったのが「近つ飛鳥博物館」である。
立地場所は・・・山の中(笑)
叡福寺(聖徳太子廟がある)などがある。
・・・というよりこの場所そのものが
古墳群のある山の一角に建っている(苦笑)
入口に通じる通路の一部がこんな階段状になっている。
ここを登っていくのではなく、横切るだけである。
ちなみにこの階段はすべて建物の屋根なので
上まで登っても何もない(苦笑)
建物の設計者はあの"安●忠雄"である。
博物館の中は当然撮影禁止なので写真は外観だけだが、
"古墳"がテーマの博物館なので、展示物は要するに"ほとんど墓から掘り出したもの"である。
興味のない人には全く面白くともなんともないものばっかり陳列してあるだけだが、
それでも「陵墓の作り方」とか、30数年前に近くの古墳で発掘された「修羅」などの展示は
なかなか見ごたえもあって面白かった。
建物の横には小規模な古墳が集積した山があり、そこを整備して公園にしてあるが
春や秋ならともかく、この寒いのに墓巡りしてカゼひいても面白くないので次回ということに・・・(苦笑)
どこかで「大和路はみんなお墓」というフレーズがあったが、
「南河●だってみんなお墓」なのである(笑)