かの地へ(3)
さて、個人的なもう一つのお楽しみ♪(笑)
ここも九州時代に行くのを画策してて
結局来れなかった。
夏空に竪坑櫓がよく映えている。
周囲が整備されすぎてる感もあるが、
今や“世界文化遺産”なんだから致し方ない。
三池鉄道の廃線跡にPC枕木があるが、
現役当時のものだろうか?
何やら新しそうに見えるのは気のせいか・・・
敷地は公開されているので
中へ入って近づいてみる。
なかなかの迫力。
ここから先はボランティアガイドのおじさんに
案内してもらう。
なんでも若いころに大阪で働いてたとかで
ほんの少しだけ話が合った(苦笑)
真下から竪坑櫓を見上げる。
こういう光景は滅多にお目にかかれない。
昇降用ケージ。
案外狭い。仕方ないが。
完全にコンクリートで塞がれた竪坑跡。
今でも突き出た塩ビパイプからロープを垂らして
水位は測っているのだそうである。
深さは150mくらいとか・・・
機械室の横に留置されていたトロッコ。
よくイベント用の「トロッコ列車」というのがあるが、
これが本来の姿である(と思う)。
機械室の内部。
巨大な巻揚機は今動いても不思議ではないくらい。
ガイドのおじさんは一所懸命説明してくれているが、
娘たちは強烈な機械油のニオイに負けて
表に出て行ってしまった・・・(苦笑)
約1時間ほどの見学だったが、こういう遺構が見られる機会はそうそうないので
やっぱり来た甲斐があった。
世界遺産であろうとなかろうと、やっぱり感じるものはあるのである。
ウチの近所一帯も現在世界文化遺産の推薦候補に挙がっているが、
果たしてどうなるんだか・・・(苦笑)