かの地へ(4)
次に訪れたのが熊本・山鹿にある八千代座。
歴史的建造物は結構好物である(笑)
30数年前は朽ちかけ寸前だったというが、
今では立派な現役の芝居小屋である。
向かいの資料館を見学した後に本館(?)へ。
なるほど、“らしさ”がよく出ている。
花道廻りなんかもいい雰囲気。
スタッフさんの説明もわかりやすくて上手かった。
天井画ならぬ天井広告。
昔のものを復元したらしいが、当時もこんなに
極彩色だったのだろうか?
あと、客席から見ると向きが逆さまになっている
のが気になったが・・・
そのうち「山鹿灯籠踊り」の実演が始まった。
盆には盛大にお祭りが行われるという。
そのころに来るとさらに華やかなのだろう。
踊り手さんたちが頭にかぶっている「灯籠」が
実は“ペーパークラフト”だと知ったのは
ここを出た後のことだった・・・(苦笑)
見学ツアーなので、舞台裏やこういう奈落も
見せてもらうことができた。
回り舞台の下であるが、やっぱりこういうものは
構造を見た方が断然面白い!
「すっぽん」と呼ばれるセリ装置。
今でも人力で上げているそうな。
ここは嫁さんが見つけてきた場所なのだが、不覚にもこういう場所があるのを知らなかった。
九州はまだまだ行くところが多すぎる・・・
【おまけ】
今回のコースは折しも九州に接近していた
台風5号の影響を奇跡的にほとんど受けなかった。
ただし帰りのフェリーはあえなく欠航となり、
結局自走で大阪まで帰るハメに・・・
荷物満載の軽に4人乗って、朝から650㎞先を
目指してひた走るのであった。
これが盆明けの点滴につながったのかも・・・(苦笑)