夢の跡
嫁さんと上の娘が外出している間、下の娘をどうやって遊ばせようかと考えて
ふと思い出したあの場所へ・・・
家からほど近い、柏原市立玉手山公園「ふれあいパーク」である。
実はここ、14年前までは「近鉄玉手山遊園地」という立派な(?)遊園地だったところである。
自分も幼少の頃何回か連れてきてもらったおぼろげな記憶がある。
『絶叫マシンはないけれど』がキャッチフレーズだった通り、
小学校低学年までならなんとか1日楽しめる程度の施設しかない場所ではあったが、
手近に行ける遊園地として地元では有名だった。
有料遊園地としては以前大阪に住んでいたときに2歳くらいだった上の娘を連れて行ったのが最後。
平成10年の閉園後に市立公園として再整備の上開放されている。
時間と興味のある方はこちらを・・・
園自体が山の地形に沿って作られているのでUP&DOWNが激しく、運動にはもってこい(笑)
ウロウロしてるとそこかしこに昔の痕跡が・・・
このあたりはそんなに変わっていない。
左端にある"三天堂"は当時のままで
真ん中の"おもちゃ館"だった場所は建物はそのままで
おもちゃと昆虫標本などの常設展示館となっている。
その向こう側にはこれまた当時のままの
"円形劇場"が残っている。
昔はその奥にデパートの屋上遊園サイズの
"観覧車"があって、ふもとの川の対岸を走る
電車からもよく見えていたが、閉園とともに撤去・・・
こちらは"メリーゴーラウンド"や"チェーンタワー"など、
「遊園地」らしい乗り物が集中していた場所である。
左の建物は当時からゲームセンターとして
存在していたものである。
中にはレトロで怪しげなゲーム機が今も稼働中・・・(笑)
ただ、現在でも"ボールプール"と"ミニSL"が
営業を続けていたのは意外だった。
山頂の展望台から大阪市内方向を眺めてみた。
この日はあいにくの曇り空であまり眺望できず・・・
晴れてりゃ大阪中心部から神戸あたりまでは
見える(ハズ)。
ちなみに中央のこんもりした森は左と右が古墳で
真ん中は道明寺天満宮である。
そういやこの山自体も古墳が存在するとともに、
400年前には「大坂夏の陣」での『道明寺の戦い』の
古戦場なのである。眼下に広がる住宅地一帯もそう。
結構いろんな意味で歴史的な場所なのである。
よく「いつでも行けるわ!」と思ってる場所ほど滅多に行かないということが多いが、
こうして子供を遊ばせがてらでたま~に昔なじみのところへ行ってみると時間が巻き戻ったようで面白い。
娘は園内の遊具でしこたま遊ばせ、最後に2周\200の"ミニ汽車"に乗せてやったら大満足(苦笑)
こんなふうにカネをかけずに(笑)親子ともに楽しめる場所を探すのもまた一興である。