気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

共通点

唐突だが、実は福岡にも「二見浦(ふたみがうら)」があることを知らなかった。
(それどころか、大分や福島にも同名の場所があるらしいことを最近知った)
しかもちゃ~んと夫婦岩まであるという。

「二見浦」というと、三重県の伊勢にあるものが唯一無二のものだと思い込んでいたが、
これは迂闊だった… (元三重県民のヒイキ目ということもあるだろうけど)

余談だが、会社の同僚(根っからの福岡県民)に聞いてみたら
「伊勢にも"ふたみがうら"ってあるんですか?!」
だそうな… (苦笑)
なので、福岡でこの地名を出すと間違いなくこちらの"ふたみがうら"を指すのである。
彼らにしてみれば伊勢より福岡が本家本元というところなのだろう。


我々の世代の関西(地元は大阪なんで・・・)の小学生は6年生になると近鉄あおぞら号に乗って
伊勢志摩へ修学旅行に行くのが当たり前の時代だったが、
そのとき必ずといっていいほどそのコースに入っていたのがその「二見浦」であった。

自分たちのときはここの近くにある旅館でで一泊したが、
朝早くたたき起こされて(苦笑)肌寒い中、夫婦岩のご来光を拝みに行かされた記憶がある。
季節はおそらく秋だったと思うので、夫婦岩の間から富士山越しに上る朝日は見られなかったはず。



さて福岡の方に戻るが、こちらのほうは間に"ヶ"が入って二見ヶ浦が正しい名称のようである。
場所は糸島半島の北側で玄界灘に面していて、福岡市西区と糸島市のちょうど境くらいにある。
常々見に行きたいと思っていたが、今日(もう昨日だが)買い物がてらに(そんな距離なのである)
ちょっと回り道をして行ってみた。

夕焼けで赤く染まっていく海岸の県道(景色いいんだこれが!)をクルマで走ること約15分、
外海が開けたところにそれはあった。
糸島市にある桜井神社の社地ということもあって「桜井二見ヶ浦」とも称されているようである。
確かに風光明媚なところで、条件がいいと壱岐島も望めるらしい。

ちなみにこの糸島市は今年の1月1日に3つの市と町が合併してできたばかりであるが、
この「二見ヶ浦」があった場所は元志摩町(しままち)なのだ!
なんだか作ったようなハナシだが本当のことである。
地名のいわれはいろいろあるのだろうが、調べるのがメンドウなのでここではパス!(←O型…)

たまたま空いてた無料駐車場(有料のところは1日\2,000! 福岡じゃドーム以外ありえん…)に
クルマを停めて海岸へ。
"夫婦岩"はすぐ目の前に立派な姿を見せていた。

イメージ 1

そんなに広くないながらも砂浜があって、夕方の6時前だというのに海水浴客で賑わっていた。
さっきの駐車場が満車なのが理解できる。
あっちこっちでバーベキューのいいにおいが…
そういや周辺も小洒落れたカフェレストランが多い。

伊勢の夫婦岩はバックに日が昇るが、福岡の夫婦岩はその反対である。
案内板には夏至の頃に夫婦岩の間に落日する写真が掲載されていたが、
もうそういうタイミングではない。
(表記がまだ「志摩町」なのは目をつぶってください・・・笑)

イメージ 2

しばらく散策していたが、日もだんだん落ちてきた。
写っていないが、近くの岩場では多数の"つがい"が「気分」に浸っている。
(京都・鴨川べりの光景を思い出した・・・苦笑)

イメージ 3

夕食の買い物もあるので、三重との不思議な縁(?)を感じながらもこれにて退散。

クルマで走り出して1分とたたないうちにスコールのような夕立(沖合から水煙が迫るのを初めて見た!)。
ちょうど海岸と反対側の山向こう(つまり博多湾側)から雨雲が迫ってきていたのだった。
こっちはギリギリセーフだったが、あの海水浴客たちはどうなったのだろう…?