気楽な気楽な雑記帳Ⅱ

ほぼ昼行燈で細々と継続中

復活

親父から「TV映りが悪い」という連絡で実家へ。

行って確かめてみると、ある特定チャンネルのみブロックノイズが出ている。

3台あるTVはどれも受信レベルがかなり落ちてるのでアンテナ線がまず疑われた。

近くの府営住宅が建て替えで高層化したときに電波障害が起こるということで

それまで使ってきた自前のアンテナから共同アンテナへ変更したのだが、

そのときに付け替えたアンテナ線が無駄に長く取り回されていて

しかも屋根上で無理やり結線しているのでまずはそこを怪しむ。

 

何年かぶりで2階の屋根に上り、アンテナ線を1階の屋根に降ろした。

(屋根は平たいので助かった)

で、1階の屋根の上で余分な線をカットして新たに結線し直して

その部分はちょっとでも劣化しないように雨や直射日光を避けた箇所へまとめた。

それで天井裏を開け、新築当時からの分配器を新しいものに交換。

(4分配してるのでF型接線取付け加工が結構めんどくさかった・・・)

あとは古いまま残ってた75Ωの旧型アンテナ端子を現代のTVコンセントに交換。

これで各TVの受信レベルを見るとそこそこいけそうな数値。

まぁとりあえずはこれで様子見してもらうことにしてそれを伝えに行くと・・・

「衛星放送見れるようにならんか?」

といきなりのリクエストが・・・

 

実はまだ実家にいたころ自分でBSアンテナ立てて見ていたので、

そのときに取り付けたポールやアンテナ線(さっきのとは別系統)はまだ残ってた。

アンテナ自体も実家から出て行ったときに外したまま残ってはいたが

ざらしのまま四半世紀放置(苦笑)してあったので使えるかどうかわからない。

それでもとりあえず取付けてみることに・・・

が、長年の間にねじ類が固着してどうしても手持ちの工具では外れない。

仕方なく専用工具まで買う羽目に・・・(T_T)

 

なんとか固まったねじを外していざアンテナを再取付けしてみたが、

いくら方向を調整してもTVはウンともスンとも言わず映らない。

よくよく見ると、軒下へ引き込むまでのアンテナ線の被覆がボロボロで

中の編線が見えている・・・

これでは映るわけない。

新たにアンテナ線を用意してアンテナから軒下までをつなぎ直す。

これで悪いところはないはず。

で、再度TVで受信を確認してみるが・・・

やっぱりウンともスンとも言わず映らない(笑)

アンテナの方向、結線状態、TVやレコーダーの設定など

素人なりに考えうるところを全部点検してみたが原因わからず。

最終的に「アンテナが古すぎる」という結論に達し、止む無く新調することに。

そりゃ買ってから30年経つものをそのまま使うのは厳しいわな(苦笑)

 

奇跡的に近くのスーパーでBSアンテナのアウトレット品が残ってて、

市価の半額程度でフルセットが手に入ったのはラッキーだった。

アンテナなんぞ壊れてなければモデルチェンジ前でも何でも気にしなくていい。

それを持って再び実家へ行き、組立て・取付けの上アンテナ線を再度結線。

今のアンテナには”レベルチェッカー”なるものが付属していて

あっという間に受信設定完了。時代は進んでいるのを実感。

果たして今度こそめでたく受信成功!

実に25年ぶりに実家でBSチャンネルの選択肢ができたということになる。

最初に連絡もらってからここまで約1か月。

時間の都合もあり一度にはできずここまでかかったが長かった・・・(-_-;)

 

まだ後日談がある。

全部終わったと思っていた翌週、

「リビングのTVだけまだ地上波の調子が悪い」

という連絡が・・・

様子を見に行くと確かに何チャンネルかにブロックノイズが見られる。

ほかのTVやレコーダーのチューナーでは問題ないので、アンテナ線の接触不良か

TVチューナーそのものを疑ってみたが・・・

改めてTVの裏側を見ると、レコーダーからTVへ入力しているアンテナ線のみが

古くて細い3C線を使っていることが判明。

これを新しい4C線に交換したところ・・・あっさり直った(笑)

どのチャンネルもブロックノイズは出ず受信レベルにも問題なし。

これで長い戦いにもようやく終止符が打てた。

 

親が年取ると実家のメンテは必然的にこちらがやることになる。

庭仕事などはその最たるものである。

それはもはや義務と言える。

これからまだまだ増えていくはずなので改めて覚悟せねば・・・